プレミア切手は、種類によってある程度価格は決まっています。しかし、他の条件でも価格に差が出てくる場合があるのです。
なにがなんでも高く売りたい!という方のために、高額買取を実現するポイントをご紹介します。
目次
高額買取のために気を付けたいポイント
POINT1 | 切手の買取相場を把握する |
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プレミア切手といわれる、いわゆる額面以上の価値がある切手をより高額で買い取ってもらうためは、その切手の買取相場を把握しておくことからはじめましょう。
まずは、プレミア切手の種類を勉強して、自分が持っている切手の中にプレミア切手があるか確認します。
プレミア切手が含まれていたら、それがだいたいどれくらいの買取価格かチェックしてください。買取価格の相場を知ることで、手持ちの切手を売ったときのおおよその値段がわかります。
POINT2 | 切手の状態をチェックする |
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古い切手をコレクションとして収集していた方なら、切手用のストックブックやシートブックなどに綺麗に収納していることでしょう。
しかし、普通に使用していた古い切手が整理ダンスなどから出てきた…という場合は、状態があまりよくないこともしばしば。
切手は、状態によって価格に差が生じます。これは、業者によって見解が異なりますが、状態が悪いものだと買い取ってもらえないこともあるのです。1枚1枚状態を確認しておくことも大切です。
POINT3 | さまざまな買取業者を比較する |
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切手は業者だけではなく、査定員によっても査定金額が変わるコレクターズアイテムです。買取業者を1社に絞ってしまうのは、少しもったいないです。
最低でも、3社に見積もりを出してもらいましょう。切手を買取してくれる業者を3社ほど選び、それぞれに買取金額を提示してもらいます。そこで、一番買取金額が高かったところを選ぶという方法がおすすめです。
ある買取業者では安い切手だと判断された切手が、ほかの買取業者では高くなる…ということも大いにあり得ます。
また、ある買取業者で買取を断られた切手でも、ほかの買取業者で買い取ってもらえるケースもあります。
切手の買取を依頼する際は、必ず何社か買取業者に査定を依頼して、買取金額を比較するようにしましょう。
普通の切手を高く売るためのコツ
コツ① | バラよりシートの方が高額になりやすい |
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切手はシートの方が高額買取してもらいやすいというのは、コレクターの間では当たり前の話ですが、一般の方は知らないかもしれません。切手をシートで購入して、帰ってきたら、使いやすいようにすぐにばらしてしまう…という人も中にはいるでしょう。
切手シートというのは、切手がずらっと並んだ状態で、四つ角がしっかりと残っており、1枚も欠けていない状態を指します。売るときは、このシートの状態の方がバラよりも高額になりやすいのです。
プレミア切手、特に中国切手ではシートの状態だと価格が跳ね上がることもあるほどです。それだけ状態のいい切手シートは価値があります。プレミア切手ではなくても、バラで売るよりもシートで売ったほうが価格は高くなりやすいです。
コツ② | バラ切手でも台紙に貼ることで買取額がアップすることも! |
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「私の家にある切手はバラだから高額にならない…」と落ち込むかもしれませんが、まだ間に合います!
バラ切手でも、台紙に貼ることで買取額がアップすることがあるのです。「売却するのに、わざわざ台紙に貼るのはめんどう」と思うでしょう。しかし、このひと手間で売却価格が上がるので、試してみてください。
台紙に貼ってある切手を「台紙貼り切手」と呼びます。この台紙貼り切手は、一定サイズの紙にバラの切手を並べて貼って作ります。
台紙貼り切手は、「料金別納郵便」の支払いとして使うことができるため、大量の郵便物を料金別納郵便で送ることがある事業所などの需要が多いのです。そのため、台紙に貼った状態の切手は重宝されます。
台紙貼り切手の作り方は、以下のとおりです。
①用紙を用意する
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②同じ額面(同じ金額)の切手のみを集める
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③綺麗に並べて貼り、余白に枚数と金額を記入する
台紙となる用紙は、業者によって規定があるので、切手を売る予定の業者に「台紙貼り切手を作りたいので、用紙のサイズや貼る枚数を教えてください」と聞くと教えてくれます。
- 台紙に使う用紙のサイズを確認する
- 額面をそろえて、切手同士が重ならないように並べて貼る
- 貼る枚数を間違えない
- 裏紙や柄の入った紙を使わず、なるべく白い紙を使う
- セロハンテープは使わない
- 台紙からはがれないようにきちんと貼りつける
- はがれたり、破れたりしているものは使わない
- プレミア切手は台紙貼り切手に含めない
台紙貼り切手を作るときは、それを使う人のことも考えてきちんとルールを守りましょう。
まず、用紙のサイズですが、これは買取業者によってサイズの規定があるので、作る前に確認しましょう。また、額面をそろえて、切手同士が重ならないように綺麗に並べて貼るように心がけましょう。貼る枚数にも細かい規定がある買取業者がありますので、こちらもきちんと確認しましょう。
チラシの裏、柄の入った便せんなどの紙は使用せず、白い無地の紙、コピー用紙などを使うようにしましょう。
切手を貼るときと同じ要領で、切手の裏に水をつけて貼り付ければOKですが、のりが取れかけているものは、追加でのりをつけて貼ってください。セロハンテープなどは使わないようにしましょう。
台紙からはがれないように、またはがれたり破れたりしている切手は使わないのがマナーです。
プレミア切手だと思われる切手は、台紙貼り切手に含めないように気をつけましょう。台紙に貼る前に、もう一度プレミア切手ではないことを確認してください。
1枚1枚切手を貼るのは少し手間がかかりますし、正直めんどうに感じるかもしれません。しかし、これをするだけでまとまったお金で買い取ってもらえるようになるので、大量に切手がある方は試す価値ありですよ!
【まとめ】重要なのは手間を惜しまないこと!綺麗に並べて高額買取を目指そう
大量に見つかった切手の中に、普通切手がたくさんあって、お金にならないと思って処分してしまう…という人も結構います。
今回ご紹介した「台紙貼り切手」のように、台紙に貼るだけで買い取ってもらえるということがわかれば安心ですね。
自分の持っている切手が価値あるものか確認し、プレミア切手があれば高額買取してもらえる可能性がありますので、プレミア切手の確認が最優先です。まずは、お手持ちの切手を仕分けし、どんな切手があるのか確認する作業からはじめましょう!