高く売れる切手はどれ?売れやすい切手の種類とプレミアがつかない切手の売り方

かなちゃん
古い切手が見つかったけど、自分が持っている切手が高く売れるかわからないし、価値がないものだったら恥ずかしいわ
あおいさん
価値がある切手、額面以上の金額で買い取ってくれる切手の種類について詳しく教えましょう

切手には、プレミアがつく特別な切手があり、それらは高額買取の対象になります。しかし、コレクター以外の方にはどれも同じような「古い切手」に見えることでしょう。

ここでは、高く売れる切手を特別に教えます。また、プレミアがつかない切手の売り方についてもご紹介しますので、参考にしてください!

売れる切手はどれ?切手の種類について

かなちゃん
いわゆる、高く売れる切手というものを知っておいて、自分の持っている切手と照らし合わせておきたいんです
あおいさん
そうですね、先に切手について勉強しておくことはとても大切です。査定のときにも、自分が持っている切手に価値があることを知っておけば安心です

切手には、高く売れる切手と額面以下の価値しかない切手の2種類があります。高く売れる切手、つまり高額買取してもらえる切手はどのような切手なのか知っておくと、買取を依頼するときの目安になります。

業者に依頼する前に、まずは査定可能な切手とプレミア切手について勉強しましょう!

査定可能な切手の種類

一般的に査定が可能だといわれる切手は以下のとおりです。

査定可能な切手
  • 普通切手
  • 特殊切手
  • 記念切手
  • 年賀切手
  • ふるさと切手
  • ゆうペーン
  • プレミア切手
  • 月に雁
  • 見返り美人
  • 飛行試行
  • 中国切手
  • 赤猿切手
  • 毛沢東切手

年賀切手は、発行した年以外に使うのははばかられますので、自然と使い道がなく溜まっていきます。ふるさと切手は記念にとってあるという人も多いのではないでしょうか?どちらも家の中を探せば、いくつか見つかるようなありふれた切手の1つです。

このような切手が家にある方は、ぜひ査定を依頼してみましょう。普通切手でも古い時代のものであれば価値がある可能性もあります。

プレミア切手とは?

プレミア切手とは、いわゆる「プレミア価格になる切手」ということです。切手は、普通に考えると「50円切手は50円の価値」しかないものですが、中には希少価値が高く、額面以上の価格で取引されるものがあります。

普通切手、記念切手、アニメ切手、外国の切手など、どれでも欲しい人がたくさんいれば、それだけ価値が高まります。

切手コレクターが集めているような切手はプレミア切手として高値で取引されます。コレクターでなければ、関係ない話だと思うでしょう。しかし、古い切手の中に、もしかしたらプレミア切手が含まれているかもしれないのです。

家の中から古い切手が見つかったら、プレミア切手が含まれていないか必ずチェックしましょう!

高く売れる切手はどれ?おすすめの高額買取切手

あおいさん
切手コレクターが『欲しい!』と叫ぶ、高額買取切手を特別に教えます

高く売れる切手はどんな切手なのでしょうか?おすすめの高額買取切手をすべてご紹介します。

普通切手(明治・大正・昭和)

普通切手というのは、私たちが普段手紙やハガキに貼って使う一般的な切手のことです。普通切手は通常、手紙やハガキに貼って送るとき、額面通りの価値しかありません。しかし、中には額面以上の価値がある普通切手もあるのです。

切手は、郵便料金の改正や図案の変更に伴い、新しいデザインになります。昔のデザインの普通切手は郵便局で入手することができないため、価値が高まるのです。

未使用の普通切手の中には、現在入手できないものがたくさんあり、記念切手や特殊切手よりも高額で取引されるケースもあるのです。また、印刷ミスなどで価値が高まる「エラー切手」というものもあります。普通切手でもエラー切手の場合は、高値が付くことがあるのでお手持ちの切手をチェックしてください!

 

記念切手

記念切手は、その名のとおり、国家行事などの記念として発行される切手のことです。イベントの開催時、周年記念などの行事を記念して作られるので、期間限定での発行になり、希少価値が高まります。

日本国内で発行されたはじめての記念切手は1894年の「明治天皇銀婚」です。

ほかにも、「日本国憲法施行」「郵便創業80年記念」「FIFAワールドカップブラジル2014」などが記念切手にあたります。

 

特殊切手

特殊切手は、国家的な記念・キャンペーン・文化財の紹介などの意図で発行される切手で、記念切手と明確な違いはありません。

日本国内ではじめて発行された特殊切手は1935年の「昭和11年用年賀切手」です。最近では、「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」の切手が発行され話題になりました。

記念切手同様に、販売期間や使用期間が制限されているため、普通切手よりも希少価値が高く、高額で取引されています。

 

航空切手

航空切手は、航空郵便に使われることを目的として作られた切手です。世界各国で発行されましたが、日本の航空切手はとても価値が高いことで知られています。

日本ではじめて発行された航空切手は1929年のもので、1953年8月15日に発行された「大仏航空」切手が日本最後の航空切手といわれています。現在お目にかかることができない貴重な切手のため、高値が付きやすいのです。

国立公園切手

国立公園切手は、国立公園をテーマとした切手で、日本ではじめてグラビア印刷が施されました。

第一次(1936年~1956年)と第二次(1962年~1974年)の2つに分けられシリーズ化されました。第一次は、さらに戦前と戦後で分かれており、戦前のものは発行枚数が少ないので高値で取引されています。

年賀切手

年賀切手は、年賀状をやり取りする期間に発行される特殊切手で、毎年、その年のデザインで発行されます。

毎年発行されるので価値はないと思われがちですが、古いものの中には価値が高いものもあります。はじめて発行されたのは1935年で、その年の年賀切手は1枚400~500円ほどの価格で取引されています。

軍事切手

軍事郵便に使用することを目的として作られたものが軍事切手です。軍事切手として特別にデザインされたものはなく、当時使用していた普通切手などに「軍事」という文字を上から印刷(加刷)して使用していました。

普通切手に「軍事」という文字が加刷されているものは軍事切手になりますが、どれも同じというわけではありません。「軍事」と印刷された文字の種類や文字間によって種類がわかれているため、切手に精通した査定員でなければ正しい査定額をつけることができないといわれるほどマニアックな切手になります。

占領地切手

占領地切手とは、太平洋戦争中に日本軍が、占領地で発行した切手のことです。中でも、香港や東南アジアの地域で発行されたものを「南方占領地切手」と呼びます。

もともと現地政府で発行していた切手を使っていましたが、国章や軍政当局者、郵便関係者の印などがどんどん加刷されて行き、複雑なデザインになりました。これを、「加刷切手」と呼びます。その後、香港、アンダマン・ニコバル諸島以外の占領地では、新規の図案で切手が発行されるようになりました。これを「正刷切手」といいます。

正刷切手は、現地で印刷されたものと日本で印刷されたものの2種類あります。

在外国局切手

日本が1876年に中国と韓国に「在外国局」と呼ばれる郵便局を開設しました。国外に開設した「在外国局」で発行されたのが在外国局切手です。

最初は、通常の日本切手を使用していましたが、国内と国外で郵便料金に差が出てきてしまいました。そのため、現地の価格で日本切手を買い占めて、日本で売却した差額を利益とする投機が行われはじめたのです。

そこで、日本では国名を加刷し、その土地でしか使用できないような在外国局切手を発行しました。使用されていた期間が短い切手なので、希少価値が高いです。

沖縄(琉球)切手

沖縄は1945年にアメリカ軍に占領され、1972年に本土へ復帰しましたが、その間に沖縄で発行された切手のことを琉球郵便切手、沖縄切手と呼びます。「琉球郵便」という文字が印刷されているのが特徴です。

もう少し狭い定義でいえば、沖縄切手は1945年のアメリカ軍占領から1953年6月までの間にアメリカ軍統治下の沖縄と奄美群島で発行された切手のことを指します。

ドルとセントが記載されている、大変めずらしい切手です。

中国切手

中国切手は、中国で発行された切手のことですが、すべてが価値あるものだというわけではありません。中国切手は、中国の「文化大革命」のころに発行されたものが、価値が高く、高値で取引されています。

中国ではこのころ、外貨を獲得するために切手が発行されていたので、中国人が切手を収集することは禁止されていました。それが希少価値を高めている所以でもあります。

 

外国切手

いわゆる、日本以外の外国で発行された切手のことです。

価値の高い切手として有名なのは、オーストラリアで発行された「鳥切手」やアフリカ・モーリシャス島で発行された「ブルー・モーリシャス」です。

外国の切手は、コレクションとして集める人も多く、価値の高い切手もたくさんあります。

買取できない切手もある?

あおいさん
切手は価値あるものがたくさんある一方で、実は買取が難しいものもあるのです

買取できない切手の種類についても詳しくご紹介します。

買取できない主な切手の種類

切手買取で有名な業者「バイセル」で、買取できないといわれている主な切手の種類は以下のとおりです。

バイセルで買取できるもの
  • 中国以外の使用済み切手
  • 初日カバー
  • 琉球切手
  • 外国切手(中国切手以外)
  • 国連切手
  • 戦時郵便貯金切手(弾丸切手)

希少価値が高くても、業者によっては買取が難しいものもありますので、自分が持っている切手を買い取ってもらえるのかどうかは、査定前に業者にきちんと確認しましょう。

状態が悪くても買い取ってもらえるものがある!

汚れやシミがついている、一部が破けている…など状態が悪いものは、整理するときにはじいてしまうかもしれません。

しかし、汚れやシミがついていても買い取ってもらえる場合があります。

特に価値が高い切手であるプレミア切手なら、買い取ってもらえる可能性もあるので、捨ててしまう前に、まずは買取業者に連絡しましょう。

家に眠っている切手があったら自分で判断せず業者に相談しましょう!

かなちゃん
希少価値が高い切手の種類はいろいろあるのね。全然知らないものばかりだったけど、自分が持っている切手に今回紹介してもらったものが含まれているか探してみるわ!
あおいさん
はい!コレクターの中には、欲しいプレミア切手をずっと探している人もいるので、もし見つかったらぜひ売ってくださいね

古い切手の中には、高値で取引されているものがたくさんあります。切手に詳しくない方にとっては、ゴミのように感じるかもしれませんが、コレクターからしたらお宝です。

特に、古い時代の切手は出回っていないものも多く、探している人がたくさんいます。もし、家に眠っている切手があるなら、まずは業者に査定を依頼しましょう。

もしかしたら、高額買取してもらえるかもしれませんよ!

また、プレミアがつかない切手でも、買い取ってもらえる場合があるので、業者に相談してみましょう。

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